TEPCOひかりのコストパフォーマンス

vixy.netが今後どれだけ成長するかは、まだまだ分かりませんが、たとえば映像配信などを行う場合には、帯域がいくら合っても足らない状態になる可能性もあります。

YouTubeの帯域も七不思議の一つですが、ちょっと古いソースで今年5月頃時点の帯域で、 200 terabytes of data per day、つまり秒間で換算すると、平均18.5Gbpsぐらい、月間100万ドルのコスト、だとこのソースは言っております。(後ほど別エントリでこのあたり考察してみようと思います)

仮に18.5Gbpsを月間100万ドルとすると、1Gbpsあたり5.4万ドルです。さて、これが安いのか、高いのか。

このぐらいの帯域になると、IXに直でサーバ置いた方が良いんでしょうが、あんまり値段を調べても分からなかったので、法人向けで、大規模に回線を引こうとすると、どうなるのかをまず調べてみました。

USENの法人向け1Gbpsアクセスラインの、光ギガビットアクセスで、月額50万ほどです。このサービスはベストエフォート型ですので、実測が知りたいところですが、この記事によると、実測200〜300Mbpsのようです。つまり1Gbpsで、月額200±50万円程度。

さっきのUSENのページに上げられていた中で比較で見てみると、KDDIのは、受け付け停止していて、ケイ・オプティコムのは専用線なので、同価格帯は、ブロードバンドセキュリティーBEX1Gbps: IX直結、実測不明、月額200万円程度のようです。

つまり、200万円vs5.4万ドルで、1$=120円換算で、3倍以上のぐらいの開きがあると。

ところで、この1Gbps 月額200万円という数字は、TEPCOひかりの80Mbps 月額0.66万円という数値と比べると、

  • 1Gbps 200万円 = 1Mbps 0.2万円
  • 80Mbps 0.66万円 = 1Mbps 0.0082万円

となり、24倍ぐらいの差となるようです。すげえ。

となると、TEPCOひかりを大量に束ねれば、YouTubeの回線費の約80倍のコストパフォーマンスが!!...という訳には単純にいかないよなぁ。

でも小規模から束ねながら(束ねないでも分散配信すれば良いけどね)スケールしていくのには良い選択のような気もします。